その他

勃起障害(ED)・射精障害

男性が排卵日に計画的に夫婦生活を持つことにストレスを感じておこる症状です。
当院では、心理カウンセリングや薬剤を用いた治療を行います。

プレッシャーやストレスなどが原因に

EDとは勃起障害のことで、パートナー間で性行為ができなくなる症状のことをいいます。全く勃起しないという方もいらっしゃれば、腟内射精障害といって、ある程度は勃起して挿入はできるけれど、射精ができないという方もいます。また大きな声では言えませんが、奥さん以外の女性であれば大丈夫という場合もあります。

いろいろな段階がありますが、これらを全部含めてEDといいます。交際し始めた時からEDだという人は少なく、交際中は性行為があったのに結婚してからなくなったとか、結婚してしばらくはあったけど、その後は全くないという方もいます。

原因には、器質性のものと心因性のものがあります。

器質性とは
糖尿病、高血圧、高脂血症、尿道下裂など体に何らかの原因があって起こる場合
心因性とは
ストレスやプレッシャーなどが原因となるもの

しかし、EDの98%は心因性だというデータがあり、精神的なファクターが大きいのが実際のようです。カップル間の問題ではマンネリ化や女性からの何気ない言葉で傷つき、それ以降EDになったというケースもあります。他には仕事のストレスが大きく、疲れすぎてその気にならないというケースもあります。これはホワイトカラーの仕事の方に多いようです。

また昔と違って、今の時代は夜の時間に外に飲みに行ったり、家ではテレビを観たりゲームをしたり、やることがいっぱいあります。選択肢があまりに多すぎて、人間の自然の営みには良くないのかなと思います。

治療はカウンセリングと薬剤治療が一般的

不妊治療に来る男性の5人に1人は無精子症です。そういうケースに比べると、EDの場合は精子があるわけですから、子どもを作れる可能性は大いにあります。

しかもEDは、比較的治療によってほぼ改善することができる症状と考えられています。

どの薬を処方するかは患者さんの希望をお聞きしながら決めていきます。薬を安心材料として枕元に置いておき、ダメだったら途中で飲むようにお話することもありますが、実際は飲まなくても大丈夫だったということがよくあるようです。

EDには有効な薬がありますが、本来の原因は心因性のものがほとんどなので、治療の前にご夫婦で一緒にカウンセリングを受けることをお勧めします。お互いの理解を深め、協力しあって治療をされるのがよいと思います。

薬剤を使用される場合には、医師の診察のもと、要望をお聞きし、注意点をご理解いただいた上で処方させていただきます。

EDの原因として、タイミング法のプレッシャーがあるというお話をよく聞きます。病院で排卵日を確認してきた奥さんが、「今日しかないわよ」と念を押すと、ご主人のほうは「俺は子作りの種馬か?」という気持ちになってしまい、セックスを楽しめなくなって、勃起障害や腟内射精障害になるといいます。奥さんは排卵日であることをアピールするのではなく、その日はより魅力的にうまく誘っていけば、ご主人もその気になるかもしれませんね。

休暇が取れたら何もない離島のようなところへ行くのもいいと思います。携帯やスマホも封印して、真っ暗な中、二人で星空を見ていたら気持ちも盛り上がるのではないでしょうか。

下垂体性性腺機能低下症

下垂体から分泌される性腺(精巣)刺激ホルモンが不十分であるため、無精子症や乏精子症となる病態です。長期にわたりホルモンを投与(自己注射)することにより、治療可能で効果も優れています。

成人男子の精子濃度の変動

成人男子の精子濃度の変動

これは120週間にわたって、毎週採精した場合の精子濃度の変化をみたものです。

このように、精液所見は、日々変動しますので、1回の精液検査だけでは判断できないことがあります。疲労、ストレス、喫煙、過度の飲酒、肥満、睡眠不足、高熱にさらされること(長時間のサウナなど)などは精子の大敵です。

当院で不妊治療・検査を行う場合は、精液検査をおこなっていただきます。

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診療科目:婦人科・泌尿器科(生殖補助医療)

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