コラム 2023.10.12
2023/10/23更新
最新情報を以下にアップしています。
http://ivf-kyono.com/column/post-5942
かねてより話題になっておりました、東京都における都民への卵子凍結の助成金が開始となります。
詳細は、東京都のWebサイトも合わせてご確認をお願い致します。
ここでは簡単に助成金におけるポイントを紹介していきます。
参考:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/09/15/05.html
最も気になるのは助成範囲かと思いますが、以下のように助成されるようです。
・助成の対象となるのは、採卵準備のための投薬・採卵・卵子凍結費用
・助成金額は合計30万円最大で、卵子凍結を実施した年度に20万円、翌年からは凍結更新時の東京都の調査に回答した際に1年ごとに一律2万円(最大5年間)を予定しています。
※当院における凍結更新面談とは異なりますので、ご注意ください※
なお、現時点では凍結卵子をその後融解して不妊治療を行う場合には、自費診療となりますが、この治療に対しても卵子融解・授精・胚培養・胚凍結・胚移植・妊娠確認までの費用にも助成がでます。(※「凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成」1回につき上限25万円×最大6回まで)
現時点で、当院および品川院は、東京都の認定施設の条件を満たしており、書類を申請済みとなりますが、
10月16日(月)から全ての患者様が助成金を申請でき、受け取れるわけではありません。
患者様ご自身で行っていただくことがいくつかございますので、ご確認ください。
1)対象は、18歳から39歳までの女性(東京都民)
2)以下のサイトから都が主催する説明会に事前に参加すること
https://logoform.jp/signup?backuri=%2Fform%2Ftmgform%2Franshitouketsu2023
東京都の事業内容をよく理解し、当事業に協力する(できる)方のみが助成対象となります。
最初と最後にカメラをオンにして出席確認するなど指定がありますのでご注意ください。
3)東京都の指定医療機関を受診する(京野アートクリニック高輪、京野アートクリニック品川も条件を満たします)
4)東京都に「調査事業への協力申請」をします。
Q1:卵子凍結クリニックの選び方がわからない
A:多くの施設で言えることは、卵子を凍結したものの、卵子を融解して治療し、妊娠・出産までたどり着いた症例の数というのは少ないものです。
そのため、卵子凍結パッケージ〇〇万円!というような打ち出しが多く見られ、価格の高い安いということや、アクセスなどで決められる方もいます。
それも一理あるでしょう。
一方で、卵子凍結の成績という観点では、
・卵子凍結の実施件数
・凍結卵子の融解後の生存率
・融解卵子を用いた治療による妊娠・出産例
などで推し量るのが現実的といえます。
当院の成績などについては、現在オンデマンド配信している橋本朋子副院長のセミナーでも確認いただけます。
今回の助成金は一回の採卵分のみが出ます。
この助成金があるから!という理由で卵子凍結を行うことを検討している方は、
悔いのないように、自分にあったクリニックを選びましょう。
Q2:これまでの卵子凍結にも助成金は適応となるか。
A:残念ながらなりません。あくまでも2023年10月16日以降で、東京都の指定条件を満たす方となります。
卵子凍結セミナーは現在オンデマンド(要登録・無料)で配信しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
https://ivf-kyono.com/oocyte-freezing-seminar/
診療科目:婦人科・泌尿器科(生殖補助医療)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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7:30〜16:30 (最終予約 15:00) |
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