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医療コラム

コラム 2019.12.31

~乳がんと子宮頸がん 検診を受けましょう~

みなさんは、がん検診を受けていますか?

検診は健康を知る第一歩です。

今回のコラムは「女性のがんや検診」についてお話し致します。

 

まず乳がんや子宮頚がんとはどういった病気でしょうか。

乳がん とは?

乳がんは女性に最も多いがんです。 がんが5mm~1cmくらいの大きさになると、しこりとして触れることがあります。しこり以外の 症状としては、乳頭からの異常分泌、乳頭や乳輪のただれなどがあります。 直径約2cmまでに早期発見すれば、乳がんはほぼ完治する病気です。早期発見には「乳がん検診」 が有用ですので、定期的に受けることをお勧めします。 検診には視触診やマンモグラフィーや超音波断層法があり、それぞれ特徴があります。 検診と合わせて、自己検診も試みましょう。

○自己検診 鏡の前で手を上げ下げしながら、乳房にくぼみやひきつれ、左右の非対称、乳頭にくぼみやただれがないかを確認します。3本の指をそろえ指で乳房をなでます。特に乳房の上部外側を念入りになでます。乳頭をつまんで、分泌物がないかを調べます。乳房の大きい人は、あおむけに寝て行う 方が分かりやすいです。

宮城県対がん協会 関連リンク

http://www.miyagi-taigan.or.jp/gan/nyugan.html

 

子宮頸がん とは?

子宮の体部は胎児の宿る部分であり、頸部は赤ちゃんが育つまで生まれないように子宮に鍵をかけている場所です。この頸部に発症するがんが子宮頸がんです。発症したがんは、最初は表皮内に留まっており、徐々に表皮から深く入り込んでいき、がんが大きくなると周囲の組織や膀胱、直 腸などへと入り込み、肺などの遠い所の臓器へ転移していきます。がんが深く入り込んでいくほど 重症となり、治療が難しくなります。 初期の子宮頸がんはほとんど自覚症状がありません。定期的ながん検診を受ける事や、月経以外 に出血などが見られたらすぐに病院を受診して、できるだけ早期に発見することが大切です。

 

がんにはさまざまな種類がありますが、厚生労働省は乳がんや子宮頸がんに対し、定期的にがん検診を受けることを推奨しています。

いくつかの乳がんや子宮頸がん検診についてまとめてみましたので、ご参考にしていただければと思います。

 

検診について

⬛  全国健康保険協会 協会けんぽ(被保険者 任意継続被保険者含む)⬛

①乳がん検診

問診・マンモグラフィーによる乳がん検査

※1 協会けんぽ 関連リンク

対象年齢 生活習慣病予防検診対象者年齢早見表

http://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/honbu/kenshin/310319/2019nennrei.pdf

②子宮頸がん検診

子宮細胞診による子宮頸がん検査

※1

③子宮頸がん検診(単独受診)

問診・子宮細胞診による子宮頸がん検査

※1

 

⬛  公益財団法人 宮城県対がん協会 ⬛

①乳がん検診

問診・マンモグラフィーまたは超音波検査による乳がん検査

※2 宮城県対がん協会 関連リンク

対象年齢 年齢別検診内容

http://www.miyagi-taigan.or.jp/gan/nyugan.html

②子宮がん検診 子宮頸がん検診は頸部から、体がん検診は体部から細胞を採取し、顕微鏡で診断 ※体がん検診は6ヶ月以内に、不正性器出血・月経異常・褐色帯下の症状があった方で、医師が必要と認めた場合のみ対象

 

⬛  宮城県仙台市 市民検診 ⬛

①乳がん検診

問診・超音波・視診・触診・マンモグラフィーによる乳がん検査

※3 仙台市 杜の都 関連リンク

対象年齢

http://www.city.sendai.jp/kenkosesaku-zoshin/kurashi/kenkotofukushi/kenkoiryo/kenshin/gankenshin/gankenshin.html

②子宮頸がん検診

問診・視診・細胞診・内診による子宮頸がん検査

※3

上記は仙台市の市民検診のご案内です。実施する検診の種類や手続き方法、受診できる検診機関

等についてはお住まいの市区町村の広報などでご確認下さい。

 

がんは早期発見が大切です。

乳がんや子宮がん検診は、乳がんや子宮頸がんをはじめとする婦人科疾患を早期発見し、発症・進行を予防するための検査です。

乳がんや子宮頸がんは女性なら誰でもかかる可能性があり、初期症状がほとんどないのが特徴です。

だからこそ、定期的な検診がとても大切だと思います。

 

 

仙台 受付部  荒井詠美


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診療科目:婦人科・泌尿器科(生殖補助医療)

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