1. TOP
  2. 医療コラム
  3. 男性特別外来について

医療コラム

コラム 2025.07.27

男性特別外来について

男性特別外来を始めました

今回、オンライン診療を含め、男性特別外来を設置しました。
今回はその説明をさせて頂きます。
興味をお持ちの方は下記のページからご予約下さい。

男性特別外来について

男性オンライン相談外来

この外来は現在他院で不妊治療されている方に対してセカンドオピニオン的な相談を受け付けます。
他の病院で男性不妊症が原因でAIHやIVFを行っていた方で反復不成功のため紹介となったり、相談にいらっしゃる方が一定数いらっしゃいます。現在、保険診療で行える体外受精による移植の回数は40歳未満で6回、40-42歳で3回となっており、その回数を越してしまうと保険適応されなくなってしま、経済的負担が大幅に増えてしまいます。そのため、出来る限り限られた回数の中で良好胚を得ることが妊娠への重要な足がかりになってきます。しかしながらそういった相談でいらっしゃる方の中には、移植回数を使い切ってしまっていたり、残り1-2回しか残っていない方も少なくありません。また年齢的にギリギリになってからいらっしゃる方も少なくありません。

反復不成功のカップルには重い精索静脈瘤や、ホルモンの異常を認める方もあり、治療可能な男性不妊症の場合も少なくありません。また、治せないまでも様々な治療で精子の質の向上なども図ることができ、体外受精の成績をアシストする方法もあります。
残念なことに、男性不妊症の相談を受け付ける病院は非常に限定的であり、都心であっても数えるほどしかありません。そのため多くの病院で手付かずのままになっています。実際のところ、精子が少しでもあれば顕微授精を行うことができますし、男性不妊治療は不要であるとする考え方の婦人科の先生もいらっしゃいます。しかしながら不妊治療において男性不妊治療の有効性を示す報告は多数認められ、特になかなか治療がうまくいかないカップルには、男性不妊のアプローチが有効となることがあります。

「現在の治療方針が正しいのか」

「他に選択肢はないのか」

と悩んでいても、近隣に男性不妊症を相談する病院がない方や、かかっている病院が相談に乗ってくれない方などに対して、【男性不妊オンライン相談外来】を開設します。今まで行った精液所見や婦人科治療の経過などをもとに男性不妊治療の観点から、ご質問やこれからの治療の方向性についてのご相談いただけます。
こちらは基本オンラインでの対応ですが、もちろん通常の外来に受診頂いても相談にのらせていただきます。受診可能な方は、通常の初診予約をいただいても大丈夫です。

若年男性性機能外来

男性オンライン相談外来にくわえ、50歳以下の男性を対象とした【若年男性性機能外来】を開設しました。こちらは受診していただく
男性不妊の原因は精子の問題だけでなく、ED(勃起障害)、射精障害、性欲低下などの性機能の悩みも大きな原因の一つになっています。
これらの問題は年齢に関係なく発生し、 特に不妊治療中にはプレッシャーや治療結果のストレスなどが原因になることも少なくありません。長期間これらのストレスにさらされることで失敗を繰し、夫婦関係の悪化、抑うつ、EDの増悪、性嫌悪症に発展することもあります。これらの症状も他の病気と同じく「早期発見・早期治療」が基本です。「まだ大丈夫」と思わず、お気軽にご相談ください。
当院の男性不妊担当医は生殖医療の専門医であるとともに性機能専門医でもあり、10年以上の性機能専門外来の経験を持ち、豊富な診療経験から検査や治療の提案をさせていただきます。
こちらは初診の方対象になります。高輪院・仙台院の受診歴がある方は通常の再診予約をお取りいただき、ご相談ください。


診療時間

診療科目:婦人科・泌尿器科(生殖補助医療)

診療時間
7:30〜16:30
(最終予約 15:00)
AM
のみ
火曜は 7:30~12:30(受付は11:00まで)で診療いたします
日曜は 8:30~14:00(受付は12:00まで)で診療いたします
祝日も休まず診療いたします
診療内容によって予約可能時間が異なります。
不明点はスタッフまでお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ

03-6408-4124

お電話受付時間
月・水〜土:
8:00〜16:30
火:
8:00〜12:00
日:
8:30〜12:00
祝日は曜日に順じます
当院ではお電話での待ち時間短縮と対応品質向上のため、自動音声による目的別案内システムを採用しています。
2022年3月卒業予定者対象