コラム 2022.09.29
生殖医療相談士の越智です。
[10/28更新]
先進医療に関する東京都の助成が開始しました。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/josei/funin-senshiniryou/kaishi.html
保険診療と同じく治療時の女性年齢が43歳未満で、
先進医療費用の7割を上限として、最大15万/1回まで補助するというものです。
7割補助するということは、保険の負担と同じという意味ですね。
素晴らしいサポートだと思います。
東京都が不妊治療の先進医療に対しての助成金を開始しました。
https://mainichi.jp/articles/20220928/k00/00m/040/318000c
2022年4月以降に受けた先進医療に対してさかのぼって申請が可能とのことです。
先進医療については、以下のコラムで確認いただけます。
詳細は10月下旬ごろの発表を予定しており、手続き開始は年明けの1月となります。
これまで先進医療を受けてこられた方には、忘れずに手続きをしていただきたいですし、
費用面から、先進医療を受けることを躊躇されていた方にとっては、朗報かと思います。
保険診療で負担が下がり、高額療養費の制度も活用できます。
民間保険に入っている方はその活用もできますので、かなり治療費用の負担は低下させることができます。
現時点では、あくまで東京都のみ、今後さまざまな自治体に波及していけばいいなと願っています。
当院で実施可能な先進医療は以下の通りです。
体外受精以上の治療をされる方、反復着床不全の方、反復流産の方など、
体外受精に臨まれる方の妊娠率をたかめたり、流産率を低下させることが期待される治療です。
PGT-A/SRが先進医療になる時期がわからない中、妊娠率を高めたり、流産率を低下させるためには、
・培養成績の向上
・胚移植がうまくいかない際に同じことを繰り返さずに改善すること
が重要になります。
培養成績の向上は主にタイムラプス培養がカバーできる部分だと思います。
それ以外の先進医療は、患者さまの治療歴と不妊原因に合わせて、組み合わせていくのが重要になるのではないでしょうか。
保険診療の恩恵を受けることができるのは、女性の年齢が42歳以下の患者様です。
ただ、回数の制限がありますので、1回1回の治療計画をしっかり立てていく必要があります。
当院の保険診療のコンセプトは、
「保険診療でできるオーダーメイドの不妊治療」
です。
使える制度は最大限活用して、1人でも多くの方に最短妊娠を実現していきましょう。
助成金について詳細を知りたいという方は11月以降に当院受付スタッフまでおたずね下さい。
(都からの発表が遅れる場合もありますので、ご了承ください)
9月30日追記
東京都の中でも、文京区が独自の先進医療への助成を開始しています。
詳細は以下リンクから確認下さい。
二重で使えるのかどうかも含めて、今後の情報が待たれます。
https://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/shussan/ninshinshussan/funin/senshiniryou.html
診療科目:婦人科・泌尿器科(生殖補助医療)
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