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医療コラム

コラム 2025.06.18

当院培養部への読売新聞社の取材記事が公開されました

先日、読売新聞にて当院培養部への取材記事が公開されました。

[AI近未来]第3部 功罪の間で<3>誕生から終末まで選別

 

当院では、かねてからAIの導入を積極的に行っています。

タイムラプスモニタリングシステムを搭載した最新の培養器を標準として、高輪院はもちろん、仙台院、盛岡院でも同様に実施しております。

これまで、AI関連での学会発表や論文作成も実施してきました。

iDAScore®v2.0モデルを用いた凍結融解胚盤胞移植における妊娠予測能の検討

 

このような活動を御覧頂いた記者さまから連絡をいただき、今回取材をお受けすることになりました。

AIを導入することで、人が要因となるクォリティのばらつきやミスが大幅に軽減されるため、医療品質の底上げが期待されますが、一方で治療方針を決めたり、AIが出したデータや方向性を判断するのは人であり、培養部門でいえば、胚培養士となります。

海外では培養士の行う授精作業などもオートメーション化が進んでいるという話もありますが、まだ人の手には及ばない部分も多くあります。

医療領域においては、今回の新聞記事にもあるように、品質上の問題と倫理面の問題から、人が扱う必要性が高いと当院では考えております。

 

そのため、常に胚培養士をはじめとした人材育成も積極的に行っております。

胚培養士というのは職種名であり、認定資格として、日本卵子学会が認定している生殖補助医療胚培養士と日本臨床エンブリオロジスト学会が認定している認定臨床エンブリオロジストの2つがあります。

 

日本卵子学会 生殖補助医療胚培養士について

 

認定資格受験・更新

※日本臨床エンブリオロジスト学会の認定資格は、2024年をもって、日本卵子学会の生殖補助医療胚培養士の資格と統合されました。

 

2025年の認定審査にて高輪院では新たに3名、仙台院では1名が日本卵子学会の生殖補助医療胚培養士に認定されました。

本資格は、特定の条件を満たす方だけがエントリーでき、全員が合格するようなものではありません。

また当院では学術活動を重要視しているため、実技面での指導はもちろん、学会発表等をクリアすることを求めていますので、一層厳しいものとなります。

 

技術の進歩、時代の変化に対応しつつ、人ならではの技術や心を大切にして、これからも患者さまおひとりおひとりの治療に向き合っていければと思います。


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診療科目:婦人科・泌尿器科(生殖補助医療)

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