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実施中の研究一覧

以下は現在進行している研究です。

診療録の提供など、研究への参加を希望されない方は以下までお申し出下さい。

連絡先

  • 医療法人社団レディースクリニック京野 京野アートクリニック(仙台・高輪・盛岡)
  • 代表者名:理事長 京野 廣一
  • TEL:03-6408-4124(代表)
  • FAX:03-6408-4125
  • 仙台院の患者さま E-mail:support@ivf-kyono.or.jp
  • 高輪院の患者さま E-mail:takanawa@ivf-kyono.com
  • 盛岡院の患者さま E-mail:morioka@ivf-kyono.or.jp
番号 議題名 実施概要 対象 研究期限 発表予定学会名 申請者
1 iDAScorev_2における初期胚評価とスコア変動を考慮した予測精度の検討 iDAscoreは深層学習による高い妊娠予測が可能であり、近年では初期胚も対象となった。Day2-3における観察時スコアとD2-D3におけるスコア変動値 (ScoreF: Fluctuation)が動的な指標となりえるかを調査する目的で後方視的に検討した。 2024年1月から2024年4月に181症例212周期, 患者平均年齢37.8±4.2においてICSI/IVFにより2PNが確認され評価可能であった829個の胚 承認日~2025年3月31日 生殖医学会 培養部 大平凛
2 ベイズ推論と最尤法から見るiDAScore v2.0の胚盤胞予測の精度検討 推測統計において汎用される最尤法は新しい観測データから最も可能性の高い数値を求める手法であるが、ベイズ推論は事前データを組み合わせてパラメータの確率を更新することで不確実性を明示的に扱うため、データに柔軟な対応が可能である。不妊治療のように不確実性が高い分野では、後者がより臨床的な統計手法と考えられる。iDAScore v2.0(iDA)を使用した胚盤胞形成(BL)予測についてベイズ推論による各数値を考慮した数値を算出し、新規スコアの評価をすることを目的とした。 2024年1月から2024年4月に181症例212周期, 患者平均年齢37.8±4.2においてICSI/IVFにより2PNが確認され評価可能であった829個の胚 承認日~2025年3月31日 生殖医学会 培養部 奥山 紀之
3 Micromapping testicular sperm extraction ”MMTSE”の精子回収成績と長期予後、術後1年でのテストステロン濃度の検証 当院で開発した新しい精子回収術であるMMTSEの精子回収率や、mTESEの回比率、ART成績に加え、術後の低テストステロン血症の出現率を従来のmTESEと比較検討する。 2022.1-2023.12までの無精子症、高度乏精子症等に対してMMTSEを施行した患者
対象群:2020.1-2021.12までにmTESEを行った無精子症、高度乏精子症等の症例
承認日~2025年3月31日 ESHRE、RMB 医師部 田井俊宏
4 単一術者における精索静脈瘤手術のラーニングカーブと治療成績の検討 精索静脈瘤に対する精索静脈瘤低位結紮術(MSV)は精索静脈の確実な結紮と、動脈温存が重要であり、顕微鏡手術の習熟が必須である。単一術者で行ってきた手術の手術内容や治療成績などの経時的な変化を検討した。 2018年4月~2023年12月に精索静脈瘤低位結紮術を施行した精索静脈瘤患者 承認日~2025年3月31日 生殖医学会、国内論文誌 医師部 田井俊宏
5 当院における精索静脈瘤の治療成績と婦人科治療成績に対する影響の検討 精索静脈瘤手術が精液所見を改善することは言われて久しいが、婦人科治療(AIH、ART)に対する胎教についての言及は少ない。今回は2018年より行ってきた精索静脈瘤を治療した患者においてAIHやARTの成績(妊娠・出産)の解析を行い、精索静脈瘤手術の不妊治療全体への影響を検討する。 2018年4月~2023年12月に精索静脈瘤低位結紮術を施行した精索静脈瘤患者
対象:同時期に精索静脈瘤と診断されながらも手術を行わなかった患者
承認日~2025年3月31日 IFFS、RMB 医師部 田井俊宏
6 性同一性当事者(MTF)に対して行った妊孕制温存の有効性(期間延長) 性同一性障害の性別適合治療は妊孕性の喪失を伴う。現在の日本の状況下では代理母などの問題は山積しているが、将来の挙児を期待して妊孕性温存を希望する患者は少なくない。今回妊孕性温存を希望したMTFの患者の治療経験を報告する 2022.1-2024.7までの妊孕性温存目的で受診した性同一性障害(MTF)の患者 承認日~2025年3月31日 日本性機能学会総会、国内論文 医師部 田井俊宏
7 3細胞以降に多核が確認された胚盤胞におけるiDAScoreと妊娠転帰との関連性 iDAScoreは胚の着床能を予測する自動胚スコアリングシステムである。3細胞以降に多核が確認された胚(以下3cell多核胚)は発生能・着床能の低さが報告されており、当院では原則胚盤胞に至ったものを凍結、また低い移植優先順位としている。一方で3cell多核胚の中には高グレード、高iDAScore胚が存在し、複数個の胚盤胞凍結時の移植胚選択におけるジレンマが生じている。本検討では3cell多核胚のiDAScoreと妊娠転帰を非多核胚と比較し、移植胚選択時にiDAScoreが多核胚を対象としても有用であるかを後方視的に検討する。 2017年から2023年までに採卵、凍結融解胚盤胞移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 卵子学会、ESHRE、論文(候補:RBMO、RMB) 培養部 宮本 若葉
8 ヒアルロン酸ICSIの検討 ヒアルロン酸ICSIはICSI周期反復不成功患者に適応される。ヒアルロン酸ICSIが臨床成績にどのような影響を及ぼすか検討する。 2021-2024.5までにヒアルロン酸ICSIを行った患者 承認日~2025年3月31日 卵子学会 培養部 山口 莉奈
9 初期胚のiDAScoreが胚盤胞到達予測に有効か iDAScore ver2では初期胚のスコアリングが可能となった。本検討では初期胚のスコアと胚盤胞到達との関係性をアノテーションを含めて検討する。 2023.10から2024.5までに当院で採卵した患者 承認日~2025年3月31日 卵子学会 培養部 門間 里奈
10 胚盤胞到達時間と胚盤胞のグレードが妊娠率に与える影響 胚盤胞の評価方法について、Gardner分類に加えて、媒精からの培養時間が妊娠率に与える影響を検討する。 2017年から2024年6月までに胚凍結を行った症例 承認日~2025年3月31日 卵子学会 培養部 小林 由芽
11 iDAScore v1.0およびv2.0におけるスコアリングと発生動態の関連について iDAScore v1.0では連続的な画像上の変化を捉えスコアリングが付けられているとされているが、v2.0は同じテクノロジーを使用し、解析データ数を追加したことで予測パフォーマンスが向上したとされている。そのためv1.0では同等のスコアであってもv2.0では大きくスコアが異なってくる胚も少なくない。そこで発生動態に着目し、v1.0とv2.0ではどのように変化したのか検討する。 2021年3月~2022年3月までに採卵、凍結融解胚移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 (生殖医学会)、論文 培養部 熱海 夕子
12 子宮内フローラ検査における種別解析の有効性検討 近年、子宮内の細菌叢を次世代シーケンサーにて解析する技術が発達し、ラクトバチルス属の構成割合が妊娠転帰に影響を与えることが報告されている。ただし、ラクトバチルス属の中には多くの種が存在しており、属別ではなく種別解析を実施することで、ラクトバチルス属の中でも妊娠に悪影響を与える可能性がある菌の存在が明らかとなってきた。そのため、種別解析の結果を基に、妊娠転帰を検討する。 2024年4月~2024年7月の間で子宮内フローラ検査を実施した症例 承認日~2025年3月31日 学会発表 京野廣一
13 培養4日目胚盤胞における評価方法と出生児所見 AIによる胚評価の報告が散見されるが、培養5日目以降の胚盤胞の評価が多く、培養4日目の早期に胚盤胞に到達した胚盤胞においては、その胚評価方法はあまり確立されていいない。そこで、培養4日目の胚盤胞の評価方法の確立と、早期の胚盤胞の出生児への影響を検討する。 2018年~2024年までに採卵、凍結融解胚移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 論文 培養部 齋藤 瑞穂
14 反復不成功症例における2個移植の効果の検討 保険適応化による移植回数の制限に伴い2個移植の件数が増加している。今回は高濃度ヒアルロン酸含有培養液使用の有無も含め、反復不成功症例の2個移植について改めて検討する。 2020年~2024年までに2個移植を行った反復不成功症例 承認日~2025年3月31日 学会発表 培養部 及川 未来
15 ICSI施行後に顆粒状フラグメントの崩壊と共に透明帯が融解した症例についての報告 本症例は囲卵腔に顆粒状フラグメントが多く存在する卵子を有しており、ICSI施行数時間後から顆粒状フラグメントの崩壊と共に透明帯の融解が起こった。本現象は今までに同様の報告が無く、本症例について有効な方法について検討する。 2021年に採卵を行った本症例 承認日~2025年3月31日 論文 培養部 中村祐介
16 岩手県がん生殖医療ネットワークの連携強化と当院の実績 岩手県で妊孕性温存可能施設は2施設ある。岩手県のAYA世代のがん患者は年間約170名ほどいるが、年間の妊孕性温存数は約5件となっており、AYAがん患者のに情報が正確に伝わっていない可能性がある。県内のがん診療連携拠点病院、生殖医療施設との連携強化に向けた活動と、当院と岩手医大の妊孕性温存蹴数について検討する。 2016年~2024年までに当院および岩手医大にて妊孕性温存を行った症例 承認日~2025年3月31日 がん生殖医療学会、AYAがん 培養部 中村祐介
17 ARTにおける多胎妊娠についての検討 単一胚移植を行ったにもかかわらず、双胎妊娠をすることがこれまでに報告されている。そこで、当院における2014年から10年間に経験した多胎妊娠が報告された症例について、治療成績から出産予後について検討する。 2014年から2023年までに新鮮・凍結融解胚移植を行った症例 承認日~2025年3月31日 受精着床学会、論文 培養部 後藤 優実
18 ICSI後、低受精率であった症例における人為的卵子活性化の臨床成績と出生児所見 ICSIの受精率は一般的に7~8割程度だが、精子、卵子または両方の要因で卵子活性化が起きないことがある。本研究では、ICSIで低い受精率であった症例における人為的卵子活性化の臨床成績、その後の出生児所見について検討する。 2002年から2023年までに人為的卵子活性化を行った症例 承認日~2025年3月31日 日本生殖医学会 培養部 川口菜摘
19 Compaction形成時期を中心とした胚の動態解析と妊娠率の検討 Compaction形成時期とその開始細胞数、またその後の胞胚腔形成時期における動態解析は、胚盤胞の形態、ならびに臨床成績とのどのように関連を検討する。 2017年~2022年までに採卵、凍結融解胚移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 論文 培養部 熱海
20 無精子症患者に対するTESEにて精子回収ができなかったMaturation Arrest症例へのサルベージホルモン治療の検討 無精子症患者に対するTESEにて精原細胞の発育がみられるものの精子が認められない症例が存在する。その症例に対し、hCG、rhFSH、クロミフェン、レトロゾールなどを用いるサルベージホルモン療法を行い、その成績を調査する。 2016年4月より現在までで無精子症で組織に精母細胞の分布が多く認められる患者 承認日~2025年3月31日 日本生殖医学会 医師部田井俊宏
21 生成AIの実務活用による培養室業務の効率化①
– Chat GPT Data Analysis を利用したエクセルデータ解析-
生成AIは非常に多岐にわたる進展を続けており、特に大規模言語モデル(LLM)の汎用性に期待がかかる。プログラムを自動で生成するCode Interpreter機能による各ファイルの読み込み・解析が培養室業務への効率化を可能とするか調査する目的で成績解析を実施する。 高輪・仙台・盛岡の同一法人間の2017年以降現在までに凍結融解胚盤胞移植を実施した ① 2038症例4733周期 ② 4408症例9477周期 ③ 1101症例2061周期 承認日~2025年3月31日 受精着床学会 培養部 奥山紀之
22 生成AIの実務活用による培養室業務の効率化②
– Chat GPT Data AnalysisによるiDAscore_v2と妊娠率のロジスティック回帰分析-
Code interpreter 機能はプログラミング言語を解析するためのツールである。使用者が提供した指示やPythonなどのプログラムコードを受け取り・実行して結果を返すことが可能である。Python言語はライブラリを使用することで効率的に統計やデータ解析機能の実行が可能である。本検討ではiDAScore_v2と妊娠率についてロジスティック回帰分析を実施してその性能調査を実施する。 仙台院にて2017年以降現在までに凍結融解胚盤胞移植を実施した単一融解胚移植を実施した1396症例2242周期 承認日~2025年3月31日 受精着床学会 培養部 奥山紀之
23 トレハロース、キサンタンガム添加ガラス化凍結保存液の臨床的有用性の検討 リプロライフ社(R社)のガラス化凍結、融解試薬であるReady to Use (RtU)はトレハロースと水溶性高分子であるキサンタンガムを含む。RtUが胚盤胞および卵子凍結融解後の生存率と妊娠成績に与える影響について、従来使用品である北里社(K社)のガラス化凍結液・融解液と比較検討する。 仙台院にて2022年1月~2023年8月に単一凍結融解胚盤胞移植を行った2121周期 承認日~2025年3月31日 日本卵子学会 培養部 菅原さくら
24 5年以上の凍結保存が臨床成績、出生児に与える影響 胚凍結はARTに必要不可欠な技術であるが、近年長期凍結保存が胚生存率、妊娠成績に悪影響を及ぼす報告が散見され、特にガラス化法による長期保存の安全性について明らかにされていない。本研究では、ガラス化法による5年以上の凍結保存が臨床成績または出生児に与えるか明らかにすることを目的とし、後方視的に検討する。 2003年1月~2022年12月に,凍結保存後に5年以上経過した後,単一凍結胚盤胞移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 受精着床学会誌 培養部 柴崎世菜
25 着床予測ツールiDAscoreの有用性の検討 長年着床を予測するツールとして受精卵の形態学的評価を用いてきたが、タイムラプスインキュベーターにより胚発生を経時的に観察ができ、アノテーションまたはAIによって着床を予測するスコアリングが可能となった。iDAscoreはAIによる着床を予測するスコアであり、最近より多いデータセットをDeeplearningさせたver2.0が利用可能となった。本検討ではiDAscore ver1.0とver2.0でのスコア分布やガードナー分類ごとのスコア別での妊娠率比較などを行い、より精度の高い妊娠予測の実現のための手立てを探索することを目的とする。 仙台院にて2017年9月から現在までに採卵、凍結融解胚盤胞移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 受精着床学会 培養部 宮本若葉
26 当院におけるがん治療前後の乳癌患者におけるART成績の比較 AYA世代の乳癌患者は乳癌全体の約5%で、年間5000人程度が罹患する。乳癌では治療期間が長期に及ぶことから、治療だけでなく加齢による妊孕能低下が問題となっている。本検討では妊孕性温存症例(FP)とがん治療後にARTを施行した症例(CS)の間で、①採卵数や受精率などの培養成績②妊娠率などの臨床成績を比較する。①②の結果から、妊娠に至るまでの費用をFP症例では妊孕性温存への助成金制度、CS症例では保険診療の点数をもとにシュミレーションも行う。 仙台、高輪、盛岡の3院にて2009年から2023年までに採卵、胚移植を実施した乳癌症例および乳癌サバイバー症例 承認日~2025年3月31日 がん生殖医療学会、同学会誌 培養部 宮本若葉
27 ノンメディカル卵子凍結の現状および卵子融解における妊娠成績の検討 近年、ノンメディカル卵子凍結(NMOC)はメディアよる情報発信や公的助成金制度により件数が増加傾向にあるが、その予後に関する報告は少ない。本検討は、当院のNMOC症例の凍結経過予後を追跡しその有効性の評価を目的とする。 高輪院にて2014年3月から2023年11月までに社会的卵子凍結を実施した症例 承認日~2025年3月31日 日本卵子学会 培養部 福岡由利子
28 2人目不妊カップルにおける治療成績の検討 1人目は自然に妊娠・出産後、授乳期間を終えて、1年以上自然妊娠に至らない状態を2人目不妊と呼ぶ。厚生労働省第16回出生動向基本調査により、約4割のカップルが2人目不妊の悩みがある。本研究は、2人目不妊原因を明らかにすることを目的とし、1人目不妊の治療成績と比較検討する。 仙台院にて2010年~2023年まで2人目不妊治療(1人目自然妊娠)を実施した症例 承認日~2025年3月31日 日本受精着床学会 培養部 佟忻
29 iDAScore v1.0とv2.0のスコアリングと胚発生動態の関連 iDAScoreは着床の可能性が最も高い胚を自動で認識するAIツールである。本検討では従来のv1.0によるスコアリングの分布がアップグレードしたv2.0ではどのような分布になるのか、各スコアリングと胚の発生動態の相関関係を比較検討する。さらにそれらが妊娠率などの臨床成績に与える影響を検討する。 仙台院にて2021年3月~2022年3月までに採卵し、胚移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 ASRMまたはIVF学会 培養部 門間里奈
30 Cox比例ハザードモデルを用いたtime to pregnancy短縮の要因探索 移植回数や凍結胚の廃棄に制限が存在する現行の保険診療制度では、患者負担の軽減や妊娠までの期間短縮のために、効率的な治療法の選択が一層求められる。本研究ではART後の出産症例を解析し、time to pregnancy短縮につながる要因探索を行う。 2017年から2020年に採卵を実施した女性年齢42歳以下、1437症例2279周期を対象とした。 承認日~2025年3月31日 受精着床学会 培養部 岡田綾加
31 がんサバイバーにおけるARTが周産期予後に充与える影響 Perinatal outcomes of assisted reproductive technology in cancer survivors がんサバイバーの妊娠では、放射線治療や化学療法により早産や出生児の低出生体重などのリスクが増加する。加えて、ARTにおける妊娠では、妊娠高血圧症候群や前置胎盤などのリスクが増加する。本研究では、がんサバイバーにおけるARTが周産期予後に与える影響を調べることを目的とする。 2003年1月~2023年6月までに、がんサバイバーとして当院でART治療を行い、出産まで至った66症例81周期 承認日~2025年3月31日 がん生殖医療学会、同学会誌、ASPIRE 培養部 小林由芽
32 Comparison of outcomes after single frozen blastocyst transfer with natural cycles and hormone replacement cycles. 凍結融解胚移植における子宮内膜の管理法は、月経周期に合わせた自然周期と、外因ホルモン補充によるホルモン補充周期(HRT周期)がある。計画的な移植日の決定が可能という観点からHRT周期を選択することが多い。しかし近年、自然周期に比べHRT周期では妊娠高血圧症候群や早産、帝王切開のリスクが高くなるという報告がある。本検討では自然周期とHRT周期が妊娠転帰、周産期予後に与える影響について比較検討する。 仙台院にて2014年1月~2022年12月までに単一凍結融解胚盤胞移植を実施した症例 承認日~2025年3月31日 国際学会誌 培養部 佐々木千紗
33 日本卵巣組織凍結保存センター(HOPE)における卵巣組織凍結/IVMの活動報告 HOPEにおける卵巣凍結(OTC)および摘出卵巣からの未成熟卵子体外成熟培養(OTO-IVM)の実施を振り返り、活動報告を行う 2017年から2023年にHOPEでOTCやOTO-IVMを実施した43症例 承認日~2025年3月31日 AYAがんの医療と支援のあり方研究会、ESHRE 理事長 京野廣一
34 当院におけるヒト凍結卵子から出生した132例と妊娠継続中2例の分析 当院で2000年8月~2024年1月までに卵子を凍結・融解・ICSI・胚移植により出生した132例・妊娠継続2例を分析し、凍結時年齢、融解時年齢、妊娠率、流産率、児の先天異常、性別についての検討 当院で2000年8月~2024年1月までに卵子を凍結・融解・ICSI・胚移植により出生した132例・妊娠継続2例 承認日~2025年3月31日 卵子学会 理事長 京野廣一
35 当院における卵巣凍結の実施と最適なネットワークの在り方について 当院で卵巣凍結を実施した40例の詳細を振り返り、最適な医療連携ネットワークの在り方について考察する 2017年から2023年にHOPEでOTCを実施した40症例 承認日~2025年3月31日 がん生殖医療学会 事業開発部 越智将航
36 トレハロース、キサンタンガム添加ガラス化凍結保存液の臨床的有用性の検討 リプロライフ社(R社)のガラス化凍結、融解試薬であるReady to Use (RtU)はトレハロースと水溶性高分子であるキサンタンガムを含む。RtUが胚盤胞および卵子凍結融解後の生存率と妊娠成績に与える影響について、従来使用品である北里社(K社)のガラス化凍結液・融解液と比較検討する。 高輪院にて2014年3月~2023年11月に卵子凍結・融解を施行した135周期 承認日~2025年3月31日 日本卵子学会 培養部 中澤穂

 

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診療科目:婦人科・泌尿器科(生殖補助医療)

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2022年3月卒業予定者対象